天然素材のお香は何が違うのか|化学香料との比較
「お香って天然素材でしょう?」とよく言われます。実際には、化学香料で香りをつけたものが少なくありません。私が天然素材にこだわるのは、燃やして吸い込むものだからです。何で香りをつけているかは、体に入るものである以上、ごまかしたくないところです。
香りをつける材料と、固める材料が、そもそも別だということも、あまり知られていません。
香りをつける材料と、固める材料は別
お香の香りは、杉や白檀、パロサントのような木や、ホワイトセージのようなハーブが担っています。私が使う杉は、八女や屋久島のものです。白檀は輸入の香木です。燻蒸処理をしていない天然のものを選んでいます。
形を保つ役目は、福岡県産・自然栽培の椨の粉です。椨そのものに強い香りはなく、香りの主役ではないので、あまり知られていません。
化学香料に頼らないという選び方
私が作るお香は、化学香料、着色料、防腐剤、燃焼剤、凝固剤、アロマオイルの6つを使っていません。香りを人工的に強めたり、長持ちさせたりしない、という選び方でもあります。
合成香料でつける香りの多くは、香りのない生地に、あとから香料をしみ込ませてつくられると言われています。木そのものの香りを利用したお香とでは、作り方の発想がそもそも違います。何をどう組み合わせるかを決める時点から、別の道を歩いているようなものです。
むらがあることが、天然素材らしさ
合成香料は同じ香りを安定して出し続けます。木を焚いた香りは、そこまで均一ではありません。むらがあることこそ、天然素材らしさなのだと思います。
安定した香りがほしい人には、合成香料のお香のほうが向いていると思います。私が選んでいるのは、その安定よりむらのほうです。
天然素材について、もう少し詳しく知りたい方は天然素材のお香が体に優しいと言われる理由の記事や、無添加のお香についての記事もあわせてどうぞ。私が作っているお香は、こちらにあります。