水晶の浄化方法と、日々の手入れについて
水晶を浄化すると、何か変わるのか。私が答えられるのは、水晶がなぜ「浄化の石」と呼ばれてきたか、というところまでです。
古代ギリシャでは、水晶は「クリスタロス」、つまり氷だと信じられていたと言われています。
なぜ「浄化の石」と呼ばれてきたのか
水晶は世界のいろいろな場所で、清らかな石として扱われてきました。日本でも「水精」と書いて、神社に納められてきた歴史があります。ネイティブアメリカンの間でも、儀式に用いる石として大切にされてきたとされています。無色透明で、ほかの色を映さないことが、清らかさの象徴とされたのだろうと思います。
水晶は、鉱物としては「石英」というグループのひとつです。同じ石英でも、紫がかったものは紫水晶、茶色いものは煙水晶と呼ばれ、無色透明なものだけが水晶と呼ばれています。色のないことが、そのまま名前になっているところが面白いと思います。
水晶を浄化する、伝統的な方法
水晶の浄化方法として伝わっているのは、流水にくぐらせる、月の光に当てる、香の煙にくぐらせる、土に埋める、といったやり方です。流水にくぐらせると、指先がきゅっと冷たくなります。どれも、汚れを落とすというより、水晶をもとの状態に戻すという考え方に基づいています。
水晶とお香
クリスタルインセンスという名前は、お香に山口県産の天然水晶パウダーを合わせているからです。焚き終えたあとの灰に、細かな粒が光って見えることがあります。それが、この名前の由来です。
水晶を手入れするなら
水晶を浄化したからといって、何かが証明できるわけではありません。それでも、汚れを拭き取り、時々日の光に当てる。埃をかぶったままにしておくより、そのほうが物として長く付き合えます。宝石のように鑑定書がつくものではありませんが、日々の手入れの積み重ねが、その石との時間になっていきます。手入れには、それだけの意味があると思います。