お香のスティック型とコーン型、何が違うのか
スティック型とコーン型は、燃え方も灰の落ち方も違いますが、どちらも同じ材料でできています。乾かす前にどんな形に整えるか、違うのはそこだけです。
形が違っても、中身は同じ
お香の香りをつくっているのは、杉や白檀のような香りの材料です。それを一本にまとめて固めているのは、椨(たぶ)の粉が担っています。この役割は、スティックでもコーンでも変わりません。形の違いは、生地を乾かす前にどう整えるか、その一点だけです。
燃え方が違う
スティックは太さが均一なので、火をつけてから燃え尽きるまで、香りの強さがあまり変わりません。コーンは下にいくほど燃える面積が広がるので、後半になるほど煙が増えていきます。燃焼時間の目安はこちらの記事に書きました。
灰の落ち方も少し違う
コーン型は、燃え尽きたあとも三角の形が残りやすく、片付けやすいと私は思います。スティックは灰も棒状に近い形で落ちるので、下に敷くものは少し長めに用意しておくと安心です。
合わせる道具も少し違う
スティックは、立てて使うか寝かせて使うかで香皿を選びます。コーンは下に灰が積もっていくので、平らで少し深さのある皿が向いています。灰の始末はこちらの記事にまとめました。
持ち運びやすさも違う
コーン型は自立するので、香皿さえあればどこでも焚けます。旅先や来客の時など、場所を選ばず使いたい時に扱いやすい形です。スティックは折れやすいぶん、持ち運ぶなら硬いケースに入れておくと安心です。旅先での持ち運び方はこちらの記事に書きました。
初めてなら、どちらから
香りの変化が少ないスティック型のほうが、失敗が少ないと私は思います。来客の前など、短い時間で空気を変えたい時は、コーン型が向いています。どちらか一方に決めなくても、焚くシーンによって使い分けるのもいいと思います。
形を選ぶのに、正解不正解はありません。試してみて、心地よく感じるほうを選んでください。私が作っているお香は、こちらにあります。