スマッジングの作法と、火・煙・換気の注意点
スマッジングは、煙をたくさん浴びることが目的ではありません。
スマッジングとは、乾かしたハーブの葉の束を焚いて、その煙で場所や物を清める、アメリカ先住民に伝わる儀式です。私はこの文化の当事者ではありませんが、お香を作る立場から、火と煙の扱い方を書きます。
ホワイトセージという植物そのものについてはこちらの記事、お香のスティックで焚く方法はこちらの記事に書きました。
儀式としての手順
葉の束に火をつけ、煙が立ちのぼったら、部屋の四隅や玄関、窓際に向けて導くように動かしていきます。これがスマッジングの基本の流れです。受け皿には、貝殻や陶器などの耐熱の器が使われることが多いようです。煙をくぐらせた手には、しばらく香りが残ることがあります。火のつけ方や消し方の基本はお香の焚き方の記事に書きました。
煙と換気
葉の束は煙の量が多くなりやすいので、窓かドアを少し開けて、煙の逃げ道をあらかじめつくっておくといい。火災報知器の真下は避け、火を使っている間はその場を離れないでください。終わったら、耐熱の器の上に完全に火が消えたことを確かめてから片づけてほしい。
赤ちゃんや持病がある人がいる家では
煙は誰にとっても心地よいとは限りません。赤ちゃんや、呼吸に不安のある方、妊娠中の方がいる場合は、無理に同じ部屋で行わず、換気を優先するといい。気になることがあれば、かかりつけの医師に相談するのがいちばん確かです。
採る量への配慮
ホワイトセージは人気が高まったことで、野生のものが採られすぎているという指摘があります。スマッジングを行うなら、栽培されたものを選ぶことも、その文化を長く続けていくための配慮のひとつだと思います。
今夜、火を灯して煙を見送るだけでも、気持ちに区切りをつける時間になるという人は多いようです。私が作っているお香は、こちらにあります。