はじめてお香を焚く人へ、火のつけ方と消し方
はじめて一本に火をつけるとき、いちばん気になるのは消し方かもしれません。答えは単純です。炎のまま放っておかず、手であおいですぐに消します。
お香を焚くのに必要なものは多くありません。お香本体と、立てるための香立て、灰を受ける香皿、火をつけるライターかマッチ。この四つがあれば十分です。身構えるほどの準備はいりません。
火をつけてから、消すまで
先端にライターの火を近づけて、しばらく炎が立ったら、そこで手であおいで消します。炎のまま燃やし続けると、焦げた匂いが香りに混ざってしまいます。細い煙が一筋立ちのぼれば、火はちゃんとついています。
あとは香立てに差して、少し離れた場所から香りを眺めるだけです。煙を間近で嗅ぎに行く必要はありません。空間に漂ってくる香りのほうを楽しんでください。
途中で消したくなったら
出かける時間になった。香りが十分に部屋に回った。そんなときは、無理に燃え尽きるまで待たなくてかまいません。灰の中に先端を軽く押しつければ、火は消えます。水で濡らすと湿って次に使いにくくなるので、私はすすめていません。
消したあとの一本は、乾いた場所に置いておけば、また次の機会に続きから焚けます。一度で使い切らなければいけない決まりはないのです。
置く場所と換気
香立ては、平らで安定した場所に置いてください。カーテンや紙のそばは避けます。焚いている間は窓を少し開けておくと、煙がこもらず、香りもすっきり広がります。換気のタイミングは窓は開けるか閉めるかの記事に詳しく書きました。
火を消したあとに残るもの
火が消えたあとの部屋には、煙が立っていたときより柔らかい香りが残ります。慣れないうちは、この残り香の時間まで含めて焚き方だと思ってもらえたらと思います。灰の片づけ方は灰の記事にまとめました。道具をひと通りそろえたい方ははじめての道具の記事も参考にしてください。
一本目は、焦らず、火の様子を見ながら焚いてみてください。私が作っているお香はこちらにあります。