犬や猫、赤ちゃんがいる家でお香は大丈夫? 焚く前に決めておきたいこと
犬や猫、赤ちゃんがいる家でお香を焚いてもいいのか。答えは、焚き方を決めておけば焚ける家もあるし、焚かないほうがいい時期もある、です。
私は獣医でも医師でもありません。だから「大丈夫です」とは言えません。お香を作っている者として言えるのは、煙をどこに流し、火をどこに置き、誰の様子を見るか。そのことだけです。
まず、同じ部屋で焚かない
いちばん簡単で、確かなのはこれです。家族が過ごす部屋とは別の部屋で焚いて、終わったら窓を開けて空気を入れ替える。香りの余韻が残ったくらいで、戻ってくる。
煙を直接吸う時間が短くなり、火のそばに近づかれる心配もなくなります。小さい家族がいるあいだは、これを基本にしてもらえたらと思います。
犬と暮らしているなら
犬は鼻がとてもいい生きものです。人にはほのかな香りでも、犬には強く感じられているかもしれません。
焚くなら、犬が自分で離れられる広さの部屋で、短い時間にとどめてください。くしゃみをする、鼻を気にする、部屋から出ていこうとする。そういう様子が見えたら、すぐに火を消して窓を開けます。犬の様子が、いちばん正直な目安です。
猫と暮らしているなら
猫は、植物から取った香りの成分を体の中でうまく分解できないことがある、と言われます。アロマの精油に気をつけるよう言われるのはそのためです。
私のお香はアロマオイルを使わずに作っていますが、それでも燃やせば煙は出ます。猫がいる部屋では焚かず、別の部屋で焚いて換気する。高いところに飛び乗る子も多いので、火のついたお香や灰を置く場所にも気をつけてください。灰をなめてしまわないよう、焚き終わったら片づけておくと安心です。
鳥がいる家では焚かない
鳥は呼吸器がとても繊細です。同じ家の中でも、鳥のいる部屋には煙が届かないようにしてください。迷うくらいなら、焚かないほうがいいと私は思います。
赤ちゃんには、いつからなら
「何か月からなら焚いていいか」という決まった答えは、私は知りません。生まれてしばらくの間は、家の中で焚くのを控えるのが無難だと思います。
そのあとも、赤ちゃんの過ごす部屋とは別の部屋で、換気をしながら。ハイハイやつかまり立ちが始まると、手の届く高さが毎月のように変わります。香炉の置き場所は、その都度見直してください。気になることがあれば、かかりつけの小児科の先生に聞くのがいちばん確かです。
火を置く場所を決めておく
小さい家族がいる家では、香りのことより火のことが先です。倒れにくい香炉を、燃えるものから離れた、手も尻尾も届かない場所に置く。先端に火を移したら、炎は手であおいですぐに消し、細い煙が一筋立つだけにしておく。その場を離れるときは、火を消してから。
香りは、なくても暮らせます。家族の様子を見ながら、焚ける日に焚けばいい。煙そのものについてはお香は体に悪いのかを書いた記事に、換気のしかたは換気の記事にまとめています。私が作っているお香は、こちらにあります。